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プチ元気のコツ Vol.19

山本 昌 (やまもと まさ)
野球解説者
1965年8月11日、神奈川県生まれ。日大藤沢高から’83年のドラフト5位で中日に入団。’88年にプロ初勝利、
’90年には初の10勝を記録してエースに。息の長い現役生活をおくり、’08年に42歳11ヶ月で200勝を達成。
50歳で引退する昨季まで、通算219勝をあげた。本名は山本昌広。

山本昌さんは18歳で入団以来、32年間にわたって中日ドラゴンズひと筋でプレーし、昨年50歳で引退されました。
ベテランになってからも長くプロ野球の第一戦で活躍できたのは、ある気持ちがあったからでした。

僕は50歳まで野球をやった
あとに続く人が現れてほしい
18歳で中日ドラゴンズに入団して、昨シーズンに50歳で引退するまで、32年間のプロ野球生活をおくることができました。その間に大きなケガもなく、あれほど長く現役ができたのは、やっぱり健康な身体に生んでくれた両親のおかげだと思います。
高校を卒業してプロ野球に入ったときに50歳までやれるなんて、もちろん思っていませんでした。だけど僕がやったことによって、50歳で野球をすることをみんなに意識させられた。昨年のドラフトでも、「山本さんのように、長く現役をやりたいです」と言ってくれた選手がけっこういました。これまでの常識に当てはめて無理だと思われていたことも、だれかひとりが超えていくと、あとに続く人がどんどん出ると思います。だから、後輩たちにも続いてほしいですね。
現役時代の体調管理は、食事に関しては基本的には好きなものを食べていました。そのなかで妻が野菜であったりを摂らせてくれて、バランスに気づかってくれていましたね。それと体調が崩れそうで、「これは危ないかも」と感じたときは早めに薬を飲むようにしました。熱が出る前にそれを防ぐためで、そのことには神経を張り巡らせていました。身体がダルいのは疲れているからなのか、体調が良くないからなのかを見極めるのは上手かったと思います。
やめるのが、もったいない
そういう気持ちを持とう
最近は引退してから運動量がかなり減っているので、散歩を始めたんです。妻も好きなので、毎晩ふたりで1時間くらい歩いています。今は散歩ですが、いつかそれがマラソンになるかもしれません。人生は一回なので、なにか努力し続けていたい。それを続けるためには、苦しい努力をしないこと。毎日続けられることは、苦しくないことじゃないとダメだと思います。
みなさんにも、自分がいいと思うことはやったらどうですかと、声を大にして言いたいですね。「太ったから、走らないと」と言うだけじゃなくて、動いてみたらどうですか。最初から30分走ろうと思うからできないので、5分でもいいじゃないですか。辛かったら、5分歩くだけでもいい。
そしてやり始めたら、続けること。せっかく始めたのに、もったいないと思うんですよ、やめることは。たとえば頑張ってダイエットして体重が落ちたのに、これを食べたら元に戻るとなると、それはもったいない。そうやって、もったいないと思えるようにしたらどうですかね。続けてきたのにもったいないという気持ちは、いっぱいあったほうがいいと思います。僕は、そういう気持ちでやってきました。30年やったのに、最後まで頑張らないともったいないという気持ちが、ずっと僕を支えていました。

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