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プチ元気のコツ Vol.21

栗原恵 (くりはらめぐみ)
バレーボール選手
1984年7月31日、広島県生まれ。バレーボールの強豪、三田尻女子高の1年時に高校3冠を達成。
高校3年の'02年に全日本デビューを果たし、同級生の大山加奈とともに「メグカナ」ブームを巻き起こす。
オリンピックにはアテネ、北京の2大会に出場。現在はV・プレミアリーグの日立リヴァーレでプレーする。

高校生で全日本に選出されて2度のオリンピック出場を果たすなど、栗原さんは2000年代に中心となって、
バレーボールブームを巻き起こしました。その高校時代に、ある練習から大切なことを学んだそうです。その練習とは……!?

ベテラン選手の域に達して
体調管理への意識はより強く
高校生のときに、初めて日本代表に選んでいただいてから15年。その間にアテネ、北京と2度のオリンピックに出場することができ、海外のチームでもプレーしました。今のチーム(日立リヴァーレ)ではいちばん年上で、自分の経験とかを伝えるのも私の役目かなとは思うんですけど、言葉で伝えるのが得意じゃないですよね(苦笑)。自分なりのやり方で一生懸命やっている姿を見せたり、そういう形で私にもできることがあるのかなと思ってやっています。
年齢を重ねてきたので、体調の整え方には気を使っています。食事にも、より気を使うようになりました。トレーニング期はタンパク質を多く摂るんですが、炭水化物でも麺類とか小麦系よりも、ご飯のほうがエネルギーに変わる実感がすごくあります。そうやって、食べるものも意識して摂るようにしています。あと若いころは、とくに試合の前は神経質になって眠れなかったんです。今は眠くなくても、横になって部屋を暗くして身体を休める。無理に寝ようとしないで、そのなかで自然に睡眠に入っていくタイミングがつかめてきました。リカバリーのためには体を休めることもすごく大事だと実感しているので、睡眠も大事にしていますね。
笑えなくなって、泣きながら
笑顔を作る練習をしていた
高校はバレーの強い学校に行ったんですけど、そこで最初にやった練習がなんだったかわかりますか?それは、笑顔の練習なんです。
中学のときにバレー留学で、すごくキビしい学校に転校しました。とにかくキビしく指導される環境にいて、いつの間にか笑えなくなっちゃったんです。『ミスしてしまった、怒られる!』とか、そういう気持ちのほうが強くなって。バレーが楽しいとはまったく思えなくなって、無意識のうちに顔色をまったく変えずにプレーするようになっていました。
高校のバレー部に入部して最初に『感情を表せない選手はダメだ』と、そこを指摘されたんです。なので、まずはウソでもいいから感情を出すところから始まりました。あれは、いちばん嫌な練習でしたね。鏡の前で笑ってこいって言われるんですけど、そんなのできるわけがなくて。それが嫌すぎて泣きながら笑顔を作って、よろこぶ練習をしていました。矛盾していますよね(笑)。
でもそれを無理やりにでもやっているうちに、いつか自然に自分の感情になって出せるようになったんです。感情が表せるようになって、本当に気持ちが楽になりました。ひとりの人の表情って、周りにも影響するんです。だれかが笑顔でいると、周りも笑顔になったりしますよね。笑うことは、気持ちを健康にするのに大事なことだと思います。

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