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楽トレのススメ Vol.5

小さな首の関節がしなやかさを作る

5kgもある頭を支えている首は脳と身体をつなげている大切なところです。ですから首は安定していないと大変なことになります。
しかし、安定し過ぎて、首(頸椎)が十分に動かなければ、視界は極端に狭まってしまいます。その制限は背骨に伝搬し、身体の動きそのものも減少してしまいます。それは不必要な筋肉の緊張(コリ)につながり、血流量や内臓の働きにまで影響を及ぼします。
頸椎がきれいに動けばそのしなやかさは背骨に、そして、身体全体に伝わります。
頸椎を動かしましょう。わずかな動きなのに背骨全体のしなやかさが得られます。

イメージ

座業などで首の後側が縮んでいる人が多くなっています。自分の正しい首の位置を知覚しましょう。まず、鼻の頭に指をおいてみてください。その指の真後ろあたりが首のひとつ目の骨、第1頸椎です。目を閉じてその位置を捉えたとたん、首が長く感じられるでしょう?普段、頭と捉えている下半分くらいは首なんです。この首の長さを感じるだけで視界が広がり、すっきりとした気分になります。
では、ていねいにゆっくり首を動かしていきます。頸椎(首の骨)は7個もあります。第一頸椎からひとつずつに意識をおいて行います。呼吸は止めずに自然呼吸で気持のいいところで2~5呼吸。必ず反対側もやりましょう。

1
  • 首を横に倒したら、反対側の肩を下げて手の重さを使って首全体をゆっくりストレッチ。
2
  • そこから、下を見るようにして首を回旋します。首の斜め後ろ側が伸ばされます。
3
  • 次は手を下ろしてゆっくり天井を見るように首を回します。首の斜め前側が気持ちよく伸ばされます。
4
  • 頭を真っ直ぐに戻してから、首を回旋します。第一頸椎からするすると滑らせます。

力が抜けるほど7つの骨ひとつひとつのなめらかな動きを感じます。
首まわりが気持ちよいと感じるだけで身体は軽やかに動きます。顔も驚くほどリフトアップされます。
静かに目を閉じてゆったりと行ないましょう。心地良さが全身に広がるでしょう?

写真:中尾 和子
中尾 和子
トータルフィットネスコーディネーター、健康大使(平成19年11月厚生労働省任命)、
NPO法人日本Gボール協会 副理事長 中尾クラブ主宰
1952年京都市生まれ。長男出産後、26歳から本格的にボディビルをはじめ、1983年「第1回ミス日本ボディビルコンテスト」で優勝。その後、フィットネスインストラクターとしてエアロビクス・筋コンディショニング・ボールエクササイズなど国内外で幅広い指導を展開。近年では治療とフィットネスを融合させた「JSAボールエクササイズ」、和太鼓とフィットネスをコラボさせた「太鼓ビクス」、「立ち居振る舞いを鍛える」身体技法「コア・ストレッチ&ダンス」を開発した。
中尾和子オフィシャルサイト http://www.nakao-kazuko.net
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