「今これを読んでいるあなたの姿勢は?」「体重は左右どちらにかかっているでしょう?」
「足は組んでいますか?」「背中のラインは?」
このように聞かれただけで、からだのあちこちに意識がいきましたね?
そして、からだに意識を向けただけで、自分のからだの状態に気づけますね。
例えば、背中が丸くなっていたとか、右側に偏っていたとか、肩が縮こまっていたなんて・・・
この気づきがあなたを変えていくのです。
起きて活動しているあなたの立ち居振る舞いがあなた自身を作り上げているからです。
からだは良く使えばどんどん良くなります。立ったり、座ったり、歩いたりという日常の中で、一日に一度でもいい、からだに意識を向けて、良いからだの使い方を練習しましょう。
これは、いつでもどこでも誰でもができるうれしい運動です。
からだと語り合うほんの2~3分間の積み重ねが、より快適な身体感覚へと変わりつづけます。
限りある時間を濃密に過ごす貴重な経験です。ときめく楽しさだと思いませんか?
良い姿勢とは、からだが十分に機能する美しい姿勢です。良い姿勢は、関節が滑らかに動き、筋肉はのびやかに躍動し、内臓の蠕動(ぜんどう)運動も盛んな、最高のコンディションに導きます。座骨を確認して、座骨をつきさして座ると骨盤が安定し背骨のラインを整えます。
座骨を前後左右に体重移動させる運動です。座骨の動きで骨盤が傾き、背骨のひとつひとつが波打つように連なって動きだします。
座骨と背骨のつながりを感じながら、それに関わる多くの関節や筋肉がほぐされるのを感じましょう。