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楽トレのススメ Vol.3

内臓を元気にする腹筋呼吸

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心地よいベッドでは眠りも深く、目覚めたときも気持ちいい背伸びができますね。
ところがベッドが傾いていたり、硬かったり、冷たかったらどうでしょう?
眠ることもままならず、一晩中、緊張し続けるかもしれません。
まさにこれは、私たちの身体の中身である内臓と外側の容器である筋骨格の関係と同じなんです。
弾力のある安定した容器(筋骨格)であれば、中身(内臓)もゆったりとできます。
そのために一番鍛えたい筋肉は、内臓が充分に活動できる内臓のあるべき位置にきちっと支える「腹横筋」という腹筋です。
これが呼吸運動で鍛えられるのです。

腹筋呼吸運動
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「腹横筋」が収縮すると、まるで真空パックのようにお腹がぺしゃんこになります。息を吸ってお腹をふくらませ、息を吐いてお腹をへこませます。中身の内臓はマッサージされ活発化します。この繰り返しでたるみのない弾力のある腹筋になります。

  • 息を吸いながらお腹をふくらませます。
  • 息を吐きながらお腹をへこませます。

15~30回行うとよいでしょう

(注)腕やお尻などに力が入らないようにお腹だけに
   力を集中します。食後2時間は行いません。

重力の負荷で腹筋の強化
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イスに浅く座って骨盤を45度くらい後ろに傾けます。これだけで腹筋が働いているのを感じます。腰は反らさずに、反対に腰椎は丸くなるようにして息を吐きましょう。
重力がかかる分だけきつく感じるでしょう。

  • 息を吸いながらお腹をふくらませます。
  • 息を吐きながらお腹をへこませます。

10~20回行うとよいでしょう

(注)腕やお尻などに力が入らないように
   お腹だけに力を集中します。食後2時間は行いません。

お腹に手を当てて咳をしてみてください。筋肉の収縮がわかりますね?それが腹横筋です!
声を出すのにも、立つ・歩く・座るなどすべての動きにこの腹横筋は働いています。
もし弱くなったら、声も動作も頼りなげになります。しっかり意識して鍛えると、驚くほどのパワーを感じます。
骨盤が安定するので姿勢も美しく保たれます。それに、お腹がぺしゃんこになる感覚は快感です!
やらにゃ損!

写真:中尾 和子
中尾 和子
トータルフィットネスコーディネーター、健康大使(平成19年11月厚生労働省任命)、
NPO法人日本Gボール協会 副理事長 中尾クラブ主宰
1952年京都市生まれ。長男出産後、26歳から本格的にボディビルをはじめ、1983年「第1回ミス日本ボディビルコンテスト」で優勝。その後、フィットネスインストラクターとしてエアロビクス・筋コンディショニング・ボールエクササイズなど国内外で幅広い指導を展開。近年では治療とフィットネスを融合させた「JSAボールエクササイズ」、和太鼓とフィットネスをコラボさせた「太鼓ビクス」、「立ち居振る舞いを鍛える」身体技法「コア・ストレッチ&ダンス」を開発した。
中尾和子オフィシャルサイト https://www.nakao-kazuko.net